生活困窮者自立支援事業 | 那須塩原市社会福祉協議会

那須塩原市社協では、平成27年度より那須塩原市から委託を受けて、生活に困っている方の相談窓口として、「生活困窮者自立支援事業」を行っています。

生活保護を受給している人以外で、生活に困っていて、最低限度の生活を維持することができなくなる恐れのある人は誰でも相談できます。相談は無料です。

不安や心配がある人は、1人で悩まず、問題が深刻化する前に、ご相談ください。また、お住いの地域に、生活に困っている人、自宅から外に出ることができない人がいましたら、ご連絡ください。

相談に来た人の具体的な事例としては・・・

・失業したため、生活費がなく困っている。
・仕事を探しているが、就職先が決まらない。
・医療費が高額で、生活が苦しい。
・家賃滞納で、家を出なければならない。
・所持金がない。
・今日、明日食べるものがない。
・公共料金が滞納になってしまい、電気・ガス・水道が止まる直前。

などといった相談が多数寄せられています。

愛称『ココ』

　“安心できる生活を維持できるように…”

生活困窮の背景には、経済面の問題だけでなく、就労や心身の状況、地域社会との関係性等、様々な生活課題があります。

『断らない相談』・『相談者に寄り添った支援』をモットーに、生活困窮や8050問題、ひきこもり等、すぐには解決することが難しい内容の相談でも、関係機関と連携しながら、支援を行っていきます。来所できない方に対しては、自宅等への訪問や、電話での相談も行っています。

　まずは、相談員が面談を行い、不安や心配ごとの聞き取りをさせていただき、どのような支援が必要かを一緒に考え、具体的な支援プランを作り、自立に向けた支援を行います。

“日々のお金のやりくりに悩む方に…”

　失業や病気、障害等、何らかの要因により、収入と支出のバランスが崩れ、生活再建の見通しが立たない方の相談が増えています。

　相談者の困りごとや不安を聞き取り、生活再建に向けて、具体的な支援プランを作ります。レシート集めや通帳からの入出金確認等から、家計の整理を行い、相談者自身の気づきによる節約への寄り添いや、増収に向けた支援、滞納・債務の解消に向けた支援も行っています。

愛称『いっぽ』

“働きたい人を応援します！”

『働く自信がない』・『働きたいけれど、生活のリズムが崩れている』・『いろんな経験を積んで、働く準備をしたい』・『社会に出たいが、最初の一歩が不安』など、働きたい・外に出たいという気持ちはあるものの、様々な悩みを持っている方がいます。

就労準備支援事業いっぽでは、独自の就労準備支援プログラムに沿った就労訓練を実施し、一般就労に向けた支援を行います。就労することに不安を持つ方や、日常生活に悩みを抱えている方にも、利用者の状況に合わせた支援プログラムで、最初の『いっぽ』のサポートを行います。

“安心した就職活動のために…”

　離職などにより、生活に困って住居を失った方や、住居を失う恐れが高い人に、安定した就職活動ができるように、就職に向けた活動をするなどを条件として、一定期間、家賃相当額を支給します。